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05 ロの字フレーム構造 口輪裏補強材ネック寄りの表甲、裏甲力木を側板補強材と「ロの字」に一体化させることにより、弦の強い張力を支えるネックブロック付近の強度を高めていま す。特に外周が凹形状になるカッタウェイモデルでは、その信頼性が向上します。
わずか3mm弱薄板の開口部であるサウンドホール周辺は、使い込まれた経年モデルにおいてはピッキングによるダメージを受けたり、時には弦の張 力により陥没しかかっているケースさえ見受けられます。ガットギターではよく見受けられる工法ですが、開口部全体を周回する形で補強材を配置することによ り、次世紀までを見据えた強度と安心感を得られるようにしています。
口輪裏補強材
開口部で約5mmの板厚に
