●004 秋鮭筋子

秋鮭（メス）の筋子をほどいてイクラに加工する過程です。ある程度まとまった量を一度にほどくときはこのようにザルを使うと簡単 に早くできます。ただしある程度つぶれてロスも出ますので家庭で一つだけほどくというような時は指でていねいに行った方が良いでしょう。

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メス鮭体長約65cm、重さ3250g　ややブナ模様が見えるがほぼ銀毛の状態。以下は２尾分（二腹）の筋子をほど いたところ

筋子の重さは650g（体重比20%）	40度位のぬるま湯に数分つけるとほどきやすくなります。表面が白濁しますが大丈夫です。	途中で外皮の切れ目から少し開いてやるとさらにほどきやすくなります。
ザルを用意。これは八百屋さんの荷物からちょうだいしました。餅あみ、テニスのラケットなどでも可能です。	多少つぶれてロスも出ますが思い切ってこすり付けても大丈夫です（手の出演パートＮさん）。	こんな感じで皮だけ上に残ります。
バットに貯まったイクラ	ゴミを取り除くために流水で攪拌して上澄みを捨てます。これを２〜３回繰り返します。	飽和塩水に漬けて冷蔵庫で30分ほど寝かせます。
試食して塩加減がＯＫなら冷蔵庫で１時間ほど水切りをします。網をぐるぐる回して脱水すると効果的です。	できあがった塩イクラ1,040g。筋子からの歩留まりは80%。	約100g×10パックに商品化。

この後しょうゆ漬けにするには同量1：1の醤油と酒（または味醂）に一晩漬け込みます。上の過程で塩水に漬ける代わりにいきなり しょうゆ漬けにしても大丈夫です。ただし少し薄味になるかも知れません。
できあがったイクラは小分けして冷凍しておくと便利です。